ペットフードの基礎知識
ペットフードの表示
市販のペットフードのパッケージやラベルには、下記の例のようにそのフードを与えるペットの種類や目的、使われている原材料、給与方法、原産国、賞味期限など、フードを選ぶ際に参考となる情報が表示されています。
安全確保や問題発生時の原因究明の観点から、次の事項について、愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)で表示が義務化されています。
- ■販売用愛がん動物用飼料の名称
- ■賞味期限
- ■原材料名
- ■原産国名
- ■製造業者、輸入業者又は販売業者の氏名又は名称及び住所
さらにペットフード公正競争規約において下記の表示が定められています。
- ■ペットフードの目的
- ■内容量
- ■給与方法
- ■成分
【ペットフードの表示例】
※あくまでも表示例であり、標準的な数値・内容を記載しているわけではございません。
| ドッグフード | |
| ■ 維持期用・総合栄養食 | |
| ■ 内容量: | 2kg |
| ■ 給与方法: | 成犬体重1kgあたり1日XXgを目安として、1日の給与量を2回以上に分けて与えて下さい。 |
| ■ 賞味期限: | 西暦年もしくは西暦年下2桁、月の順で記載(例:2011.01もしくは11.01) |
| ■ 成分: | 粗たん白質17%以上 粗脂肪6%以上 粗繊維5%以下 粗灰分7%以下 水分10%以下 |
| ■ 原材料: | 穀物(とうもろこし、小麦)、肉類(ビーフ)、動物性油脂、野菜類(ほうれん草、ニンジン)、ミネラル類(P、Ca)ビタミン類(A、B、C)酸化防止剤(ミックストコフェロール) |
| ■ 原産国: | 日本 |
| ■ 販売者: | 株式会社○×△ペットフード 〒101-0041東京都千代田区神田北町1-1-1 お問い合わせ電話番号:0120−01XXXX |
| *この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験および給与試験の結果、 維持期用総合栄養食の基準を満たしていることが証明されています。 | |
犬用なのか猫用なのか
犬と猫では必要な栄養バランスが違います。犬には“ドッグフード”猫には“キャットフード”と表示されています。
どういう目的で与えるのか
フードの目的が表示されています。
<総合栄養食>
犬や猫が必要としている栄養素をすべて含んだフードで、新鮮な水と一緒に与えるだけで健康を維持することができるように、栄養バランスが理想的に調整されています。
<間食(「おやつ」または「スナック」)>
犬や猫とのコミュニケーション用や、ごほうびとして与えることを目的としたものです。犬や猫が欲しがるままに与えていると、栄養バランスが偏ったり、カロリーオーバーとなって肥満にもつながりますので注意が必要です。
<その他の目的食>
嗜好増進等を目的とした「副食・おかずタイプ」では「一般食(おかずタイプ)」、「一般食(総合栄養食と一緒に与えてください)」、「副食」などと表示されています。また、「栄養補助食」は特定の栄養成分の調整やカロリーの補給などを目的としたもので、「栄養補完食」、「カロリー補給食」、「サプリメント(動物病院用)」などと表示されています。「療法食」は栄養成分の量や比率などを調節することで、特定の疾病などに対して、いわゆる食事療法に使用されることを意図したもので、「特別療法食」、「食事療法食」などと表示されています。
また、総合栄養食の場合、成長段階は、「幼犬(猫)期、成長期またはグロース」、「成犬(猫)期、維持期またはメンテナンス」、「高齢犬(猫)期またはシニア」、「妊娠期、授乳期」、「全成長段階またはオールステージ」などに分かれています。
どのくらいの量が入っているのか
製品の正味量が、「g(グラム)」、「s(キログラム)」、「ml(ミリリットル)」または「l(リットル)」で表示されています。間食の場合は個、本などで記載されている場合もあります。
どのくらいの量をどのように与えればいいのか
1日に与える量や回数などが表示されています。表示されている内容はその目的によって次のようになります。なお、与える回数や量はあくまでも「目安」なので、体重や年齢を考慮し、季節や体調などによって与える量や回数を調節する必要があります。
<総合栄養食>
ペットの成長段階、体重、与える回数、与える量の目安。
<間食>
栄養に偏りが生じないように与える回数や与えることが出来る限度量など。
間食は一日の必要カロリー量の20%以内にする必要があります。
<その他の目的食>
同時に与えなければいけない主食や食材の名称、給与方法や量、食事療法のために指定された給与方法や量。
いつまでに食べさせればいいのか
記載された保存条件で、未開封のままで、保管した場合に、栄養価や食味が保証できる期間が「賞味期限」として個々の製造者で設定され記載されています。
開封後の賞味期限は、直射日光をさけ湿度変化や湿気の少ないところにきちんと保管して、およその目安としてドライフードで約1ヵ月、ソフトタイプで約2週間です。缶詰やレトルトパックは、開封後は生ものと同じ状態ですので、開けたら早めに使いきりましょう。
栄養成分の量はどのくらいか
フードに含まれている主要な栄養素や水分の量が%(パーセント)で書かれています。
また多くのフードではカロリー(kcal/kg)も表示されています。
どんな原料を使っているのか
フードに使っている原材料名や添加物名が表示されています。
どこの国で作られているのか
フードの最終加工が行なわれた国名を表示しています。
どこの会社の製品なのか
会社の名称や住所などの連絡先が書かれています。