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トピックス

第10回(平成15年度)全国犬猫飼育率調査
犬18.3%、猫12.4% ともに上昇 犬は過去最高の1,113万頭

ペットフード工業会
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平成16年2月

犬猫は10年間で「純粋」「室内」「家族」化

 ペットフードメーカーなど52社[正会員29社、準会員5社、賛助会員18社]で組織するペットフード工業会[東京都中央区、会長:高原利雄]では、平成15年度全国犬猫飼育率調査を行いました。調査は平成6年度より毎年実施。10回目となる今回は単身世帯の調査を精密化し、より実数に近い数値を得ることができました。その結果、飼育頭数は犬猫ともに増えて、犬は過去最高の1,113万7千頭を記録、猫は808万7千頭でした。犬の飼育率は18.3%(昨年度16.7%)とおよそ5世帯に1世帯が、猫の飼育率は12.4%(昨年度10.7%)とおよそ8世帯に1世帯が飼っている計算となります。

 10年間の推移を見ると、犬猫ともに着実に増えており、特に犬は調査開始から約200万頭(23%増)の増加。ペットに癒しや生活の潤いを求める世相を裏付ける数字と言えます。また、併せて行ってきた実態・意識調査からは飼育の質の変化や傾向を「純粋」「室内」「家族」の3語で表せます。純粋犬の増加、愛玩動物からコンパニオンアニマル(伴侶動物)への変化とともに室内飼育が主流となり、飼い主とペットの距離が家族のように近くなったことが伺えます。

犬の室内飼い増える

 飼育場所は犬猫ともに「室内」が増え続け、猫の室内飼育は64.3%(およそ3世帯に2世帯)にまで上昇。犬は今回初めて室内飼育(46.2%)が屋外飼育(44.2%)を上回りました。雑種・純粋種の別では、猫にはあまり変化がありませんが、犬は「純粋」の比率が年々高まっており、57.3%が純粋犬(5年前の28%増)となっています。また、純粋犬の中でも体重10Kg以下の小さな犬は増加、それ以上の大きな犬は減少傾向にあります。特に犬では「小さな純粋種を室内で飼う」のが最近のトレンドと言えます。

一人暮らしの飼育率は10年前の2倍

 今回、精度を上げた単身世帯調査※では、犬の飼育率が6.2%、猫は4.9%と、10年前に比べ、一人暮らしでペットを飼う人が倍増したことが明らかになりました。50〜70代の飼い主が比較的多く、男性に比べて女性の飼育率が2倍高いのが特徴です。この理由には、一人暮らし世帯の多いマンションやアパートに「ペット可」物件が急増していること、一人暮らしのシニアが犬猫を生活のパートナーとしていること等があると、当工業会では分析しています。集合住宅での犬猫飼育はすでに国民的理解を得た(82.5%が賛成意見)と言えますが、高齢社会に向けては、シニアが飼いやすいペット可住宅の普及、飼い主の病気・死亡時の対策など、一層の環境整備が望まれます。

※昨年度までは平成5年に行った単身世帯飼育率調査結果(犬3.4%、猫2.5%)を用い、世帯数変化に応じて推計値を算出。今回は、京浜・京阪神・東海地方で16〜79歳の個人に聞き取り調査を行った。(1,095サンプル)

ペットの食も健康・栄養志向

 ペットフード利用率も着実に伸びており、犬猫の食事は「ほとんどペットフード」または「7〜8割程度ペットフード」と答えた割合は、犬の飼い主79.4%、猫の飼い主82.3%に上っています。そこで、今回初めて「ペットフードを利用する理由」(複数回答)を質問したところ、「栄養バランスがよいと思うから」(73.8%)が「手間が省けるから/手軽だから」(51.5%)を大幅に抜いてトップに。家族同様、ペットの健康に配慮する飼い主の意識の高さが伺えました。さらに、昨今の食への安全・健康志向の高まりを反映してか、「健康によいと思うから」(50.3%)、「安心できると思うから」(37.3%)との回答が続きました。  当工業会では昨年12月、ペットフードの栄養や品質・安全性について紹介したハンドブックを作成・配布して、こうした飼い主のニーズに応えています。今後もペットとの暮らしやすい社会の実現に向けて、啓発活動などに尽力して参ります。

第10回(平成15年度) 全国犬猫飼育率調査(単位:千頭)
  猫(合計) 内猫 外猫
頭数 11,137 8,087 6,963 1,124
前年比 116.9% 113.6% 112.3% 123.0%
飼育率 18.3% 12.4% 9.1% 3.3%

<調査概要> ●対象:全国16〜79歳の2人以上世帯 ●調査方法:調査員による面接聴取法
●時期:平成15年10月 ●標本数:6,278サンプル(人) ●回収数:4,216サンプル(回収率67.2%)

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