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狂犬病について あなたのワンちゃんは大丈夫?

 最近、フィリピンで狂犬病に罹った犬に咬まれた日本人が、帰国してから発症し死亡するという痛ましい事故が立て続けに2件起こりました。

 日本では長い年月にわたり狂犬病は発生していませんが、フィリピンで感染したとはいえ、狂犬病を発症して人間が死亡したという今回の事件は、世界の各地で発生している狂犬病が決して対岸の火事ではないということを、図らずも示した形になりました。

 狂犬病って一体どういう病気なのでしょうか?

 狂犬病は発症すると死亡につながる危険な病気であり、人を含む全ての哺乳類に感染する人畜共通伝染病ですが、予防注射によって発症予防が可能な感染症です。恐水症とも呼ばれています。

 この病気は、インフルエンザのような空気感染する病気ではありません。一般的には犬による咬傷事故が感染の原因です。従って、発症動物に咬まれなければ人で突然発症することはありません。日本では昭和32年以降、国内では発生報告は有りませんが、海外に行かれる方は動物に咬まれないよう、注意が必要です。

 それでは狂犬病を日本で発生させないためにはどうしたらいいのでしょうか?

まず、飼育している犬が狂犬病を発症しないような環境を作ることが必要です。そのためには、犬の登録と狂犬病の予防注射を適切に(年1回)行わねばなりません。
 周囲の犬に予防注射が徹底すれば、万が一、狂犬病が発生しても、二次感染しなくなるので広域の伝染が防げます。

 また、生体輸入時における検疫の実施が必要です。日本は他国に比べて検疫体制は万全と言えますが、生体の輸入港として指定されていない港で、海外からの船員が無許可で連れてきた犬と一緒に上陸し、そのまま犬を日本において帰るようなケースもあり得ます。
 しかし、繰り返しますが、万が一日本で発生した場合でも、飼い犬が予防注射を受けていれば安心です。

 日本では、狂犬病予防法により、生後91日以上経過している犬は毎年1回狂犬病の予防注射を受けることが義務付けられています。狂犬病の予防注射は通常、春から初夏にかけて、各地方自治体が市報等により犬を飼われている方に告知して実施していますが、一般の動物病院でも受けることができます。

 本年度、予防注射の接種を済まされていない方は、是非お近くの動物病院でお受けになることをお勧めします。