ペットフード協会TOP » トピックス » 2月22日(日)は『猫の日』猫に関するアンケート調査結果

トピックス

2月22日(日)は『猫の日』猫に関するアンケート調査結果
飼い主の生活様式の変化に合わせ猫も甘えるように!?

ペットフード工業会
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-3-16 千代田パリオンビル9F
TEL.03-3526-3212 FAX.03-3526-0270
平成21年2月9日

 ペットフードメーカーなど、80社〔正会員54社、賛助会員26社〕で組織するペットフード工業会[東京都千代田区、会長:高原利雄]では、最近の猫カフェや猫駅長などのブームや、2008年度の猫の飼育頭数が約1,374万頭と増加傾向にあることを受け2月22日(日)の猫の日(ペットフード工業会制定)を前に、20〜50代で、猫を飼っているまたは飼ったことがある人・猫を飼ったことがない人を対象にインターネッによる『猫に関するアンケート調査』を実施し計434名の回答を得、この度その結果がまとまりました。
 調査の結果、猫を飼っているまたは飼ったことがある人と飼ったことがない人の猫に対するイメージに大きな差があることが分かり、その結果について東京大学大学院獣医動物行動学森教授に詳細を伺い、一昔前とは異なる現代人の生活様式や飼育環境に合わせ、猫の性質も変化してきているという新たな一面が明らかになりました。

※“猫を飼っているまたは飼ったことがある人”を以下「猫オーナー」、“猫を飼ったことがない人”を以下「非猫オーナー」と表記致します。

猫も飼い方や環境によって飼い主になつき甘えるようになる

 「猫は他のペットに比べ飼い主になつくと思いますか?」という質問に対し、「とてもなつく」「どちらかと言うとなつく」を選択した猫オーナーは73.1%、同回答を選択した非猫オーナーは23.4%でした。また、「猫は他のペットに比べ飼い主に甘えると思いますか?」という質問に対し、「とても甘える」を選択した猫オーナーは41.2%、同回答を選択した非猫オーナーは6.4%と結果に大きな違いが出ました。
 また、猫オーナーへの「“犬は人につき猫は家につく”という言い伝えがありますが実際にそう思いますか?」という質問に対する回答として「猫も人につくと思う」が36.1%と最も多く、また「猫を飼ってみて、飼う前に持っていたイメージとギャップがあれば教えて下さい。」という設問の自由回答のうち「クールでさっぱりしているのかと思ったが案外なついたり甘えたり寂しがったりして驚いた」という内容の回答が特に多く目立ちました。以上の結果より猫を実際に飼うと当初持っていたイメージとは異なり、猫も甘えたりなついたりすると感じるオーナーが多いことが分かりました。

≪森教授のコメント≫

 猫オーナーと非猫オーナーの回答に差が出た理由としては、猫が先祖から受け継いできた性質と、現代社会の環境に適応するなかで身につける性質の2つの要因の相互作用が考えられます。まず猫の先祖であるヤマネコは、縄張りの中でネズミや小鳥などの獲物を狩って生活する孤独なハンターです。他者とコミュニケーションを取らず単独で行動するという先祖伝来の習性が、猫と接する機会の少ない非猫オーナーにとって、“猫は飼い主にも甘えないクールな動物である”というイメージを抱かせるのでしょう。しかし、そうした習性を持つ猫でも、餌が豊富にある状況では猫同士仲良く集団で暮らすこともできますし、完全室内飼育など飼い主との距離が近く一緒に過ごす時間も長い状では、犬と同じように猫も人に甘えたりなつくようになり得ます。現代の猫が甘えん坊の傾向にある原因の一つと言えるでしょう。

猫は完全室内飼育が可能で、都会人のライフスタイルにも適しているペットである

 「他のペットに比べ猫の飼いやすい(飼いやすいと思う)点を以下いくつでもお選び下さい。」という設問に対し、猫オーナーに多数選択された回答は「散歩の必要がない」(82.9%)、「部屋の中だけで飼うことができる」(55.6%)、「猫自身で身なりを整える」(シャンプー・カットが不要)(45.8%)であり、非猫オーナーが選択した回答と最も差が生じた回答は「猫自身で身なりを整える」(シャンプー・カットが不要)(12.8%)と33ポイントの違いがありました。この結果より、猫はあまり手がかからないので飼いやすいという点と、非猫オーナーにとって猫はシャンプーやカットをしなくて済むという事実があまり知られていないことが分かりました。

≪森教授のコメント≫

 2次元の世界で生活する犬に比べ、猫は3次元で活動するため、多少部屋が狭くても猫が登れる高い場所などがあれば十分に室内だけでの飼育が可能です。完全室内飼育が可能であることや散歩の必要がないこと、また餌をまとめて与えても自分で調節して食べることが出来るという理由から2、3日なら留守にしても問題ないなど、猫は一人暮らしをしている人や仕事で長時間家を空けがちな人、散歩に出る体力がない人などにも飼いやい、まさに都会人のライフスタイルに適したペットと言えます。

猫との運命的な出会いに注意

 猫オーナーに、飼い猫との出会いのエピソードを聞いたところ、自分の意志ではなく、突然猫が家に入って来た等、猫に自分が選ばれたという回答が多く目立ちました。これはペットショップで購入されることが多い犬に比べ、猫は野良猫や知人からもらった子猫を飼うケースが多いことが要因の一つかと 考えられますが、病気などのリスクも高まるため、そのような場合は必ず獣医師による血液検査を受けることをお勧めします。

<出会いのエピソード 回答例>
  • 「朝方ドアを開けたら、いきなり入ってきて、部屋まで押し入った。一度出したが、猫が後で二本足で立ち上がり、怒った。本人の意思を尊重し、飼うことにした。」
  • 「子猫のときに他の猫にいじめられているのを助けたコが、1年後にあとをつけてきてうちの子になった。」
  • 「家の前で3日間鳴いていた」
  • 「私の誕生日にやってきた」

【猫を飼う際の注意点】
≪森教授のコメント≫

 出来れば経験豊かな愛猫家や信頼できるペットショップなどから入手することを勧めますが、万が一猫の方から迷い込んできて飼うことを決めた場合は、とりあえず動物病院へ一度連れて行ってください。健康診断と予防接種を受け、避妊去勢をすませておけば、安心して猫との生活をエンジョイできるはずです。注意が必要なのは、猫は生後2〜9週くらいの間に母親や兄弟と一緒に生活することで安心することを覚え社会性を身につけます。このため、生後間もない子猫を拾って飼いはじめたような場合、いくら気をつけても、やがて怖がりかつ暴れん坊で、とても手がかかる猫に育ってしまうようなことも少なくありません。可哀想な子猫の母親がわりになってやろう、という気持ちは大切ですが、実際には人間が猫の母親の代わりになるのは決して容易ではないことを覚えておいていただきたいと思います。

本件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします
一般社団法人ペットフード協会 事務局 TEL:03-3526-3212
ホームページ http://www.petfood.or.jp/